当院の理念と方針

当院は大正末期に大野町本町（現在 大野市元町1番）で、祖父が内科医院を開業し、父が昭和56年大野市のシンボルである亀山の麓に病院を新築移転し、現在創設約100年を迎えようとしています。祖父は自転車で、父はオートバイと自家用車で、副院長は自家用車で在宅医療を行ってきました。長年に渡って築いてきた絆を大切にかかりつけ医としてわかりやすい診療と丁寧で質の高い診療を心掛けていく所存です。そのために私たちは外来診療と入院診療を通して、いち早く診療を開始し、早期診断、治療に繋げるべく最新の医療知見を習得し、最善の医療を提供できるように常に努力しています。
これまでの医療は、病気を治すことに主眼を置く「治す医療」が中心でありましたが、人類史上未曽有の高齢化社会を迎える我が国においては、予防を重視し、病を抱えながら生活する患者さんと、その家族の生活を医療を通じて支援していくという「支える医療」という発想が一層求められています。そのため、高齢化などで増加する併存症（筋肉量の減少、やせ、虚弱、認知症、悪性腫瘍など）の予防・管理、更には、いわれのない差別、偏見、社会的不利益を除去し、健康な人と変わらない人生を送られるよう包括的な医療を邁進していきます。
患者さんが住み慣れた地域でその人らしく生活し、希望する生き方を選択し、希望すれば在宅での看取りが選べることを可能とし、個人の尊厳の保持を支える在宅医療や訪問看護との連携等を一層邁進していきます。

当院をご利用の皆様へ

当院では、地域におけるかかりつけ医機能として、以下の対応を行っています

1. 他の医療機関の受診状況や、他で処方されているお薬の内容を確認し、当院での診察や処方に対応させていただきます
2. 必要に応じて「専門医・医療機関」をご紹介します
3. 健康診断の結果に関する相談等、健康管理に関するご相談に応じます
4. 介護・保険・福祉サービスの利用に関するご相談に応じます
5. 各種学会や勉強会を受講し、さらにWebでのオンライン勉強会を聴講しております
6. 予防接種のご相談に応じます