各感染症に対する治療
当院では感染症に対する治療に力を入れて取り組んでおります。
綿密な検査を行い、結果に応じた適切な治療薬を選択することで、速やかな症状の改善を図ります。
インフルエンザ
インフルエンザに対しては、感染症情報を参考に、流行期に入ったならば、発熱、全身倦怠感、筋肉痛を訴える患者様には、インフルエンザ抗原テストを行い、陽性なら抗インフルエンザ薬の投与を開始します。また、発症早期で抗原テスト陰性の場合は、翌日の検査をお願いします。また、家族内発症があれば、無検査で治療を開始する場合もあります。
新型コロナウイルス感染症
新型コロナ感染症に対しては、感染症情報を参考に、咽頭痛、熱発、咳、筋肉痛を訴える患者様に対し、抗原テストを行い、陽性ならば、重症化リスクを有する患者様に対しては、保健所に連絡すると同時に抗ウイルス剤の投与を開始します
肺炎
肺炎を有する患者様に対しては、外来に受診可能な患者様に対し、マイコプラズマ肺炎が否定的の場合、喀痰鏡検査にて起炎菌を推定し、ペニシリン系やセフェム系抗生剤の投与もしくは両者併用投与を、嚥下機能障害を有する患者様に対しては、入院治療として、喀痰の鏡検検査にて起炎菌を推定し、絶食、輸液療法、起炎菌に感受性のある抗生剤の点滴療法を行い、症状改善後、嚥下機能検査を行い、適切な食餌形態の食物を用いて嚥下機能訓練を行い、経口摂取に移行します。
急性尿路感染症
急性尿路感染症に対しては、検尿、尿沈渣の鏡検検査、尿細菌培養検査を行い、抗生剤の投与を行います